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収納家具はおしゃれなだけでいいの?注意しておきたい選び方

収納家具はおしゃれなだけでいいの?注意しておきたい選び方

もっともバランス感覚が要求されるのが、リビングの収納家具といえるでしょう。インテリアとの調和やおしゃれさと機能性、どちらを優先するのかという選択が難しいからです。ご家庭の場合、主に収納家具を使う方の意見を参考にすると、自宅のリビングに合ったものを選べるはず。ここでは、おしゃれさだけではない、実用的に使える収納家具の選び方をご紹介します。

収納家具の種類

おおまかにいえば、衣類用・キッチン用・オールマイティ用の3種類に分かれています。デザインだけではなく、家具に収納したいものとその用途を考えながら選ぶと失敗しなくてすむはずです。

【衣類用(収納棚・ハンガーラック)】
・部屋干し派の人はハンガーラックを
リビング用の衣類用収納家具を選ぶときに、もっとも悩む二択ではないでしょうか。ハンガーラックは部屋干しに使えるので、外で洗濯物を干せない時に重宝するアイテム。しかし、衣類がそのまま見えてしまうので生活感がぬぐえません。

・ハンガーラックをおしゃれに見せるアイディア
インテリアを重視する人は、簡単に折りたためるハンガーラックとおしゃれな収納棚の共有がおすすめ。梅雨の時期だけハンガーラックを出すなど、天候に合わせる方法を取ると部屋のインテリアとの調和が取れるはずです。インテリア専門ショップの場合、ベニヤ・木・石膏ボード壁等に取り付けられるタイプの、レールフック型のハンガーラックが販売されています。壁を収納スペースに変身させることができるでしょう。

【キッチン用(収納・食器棚)】
・ドアやエレベーターに通るか確認を
もっとも選び方が難しい収納家具といえます。2mを超える大型の食器棚の場合、部屋のなかの測定だけでは不十分かもしれません。なぜなら、家具を自宅に搬入するとき、ドアやエレベーターの大きさよりも大きい食器棚だと、部屋の中に入らないからです。家具店によっては吊るし(吊り上げ)作業で対応してくれる傾向もありますが、住環境によっては物理的に難しい可能性もあるでしょう。基本はドアやエレベーターのサイズより小さめのものを選ぶのがおすすめです。

・引き戸か開き戸か
それぞれにメリット・デメリットがあります。まず、開き戸のメリットは、食器の片付けが楽であること。全開で開けっ放しにして、食器を並べることができるからです。一方、引き戸の場合、戸を半開きにしかできないものが多いので、不便を感じるかもしれません。しかし、災害時に食器を守ってくれるのは圧倒的に引き戸です。被災したとき、開き戸タイプの食器棚から食器が飛び出した苦い体験がある人もいるかもしれません。開き戸にする場合は対策グッズを活用して、震度の高い地震の揺れから食器や家人を守りましょう。

・食器棚の奥行と高さ
食器棚にオーブンレンジなどを置くことを考えている場合、家電の奥行を測っておいてください。できれば、背の高い男性ではなく、女性が測定するほうがよいでしょう。なぜなら、身長180cm前後の男性と150cm台の女性では、目線の高さが違うからです。女性の目線より高い場所に家電があると、物を取る時にバランスを崩しやすく事故につながりかねません。また、食器棚の奥行が足りないことで、家電が安定しないこともあります。購入時には、目線の高さと合わせて、奥行もチェックしてください。

【オールマイティ用(キャビネット・ラック・シェルフ)】
・オーディオ関係の収納に使えるキャビネット
テレビを上に置けるだけでなく、収納部分はDVDやブルーレイのスペースとしておすすめです。リビング映えする収納家具なので、全体との調和を考えた色やデザインを選ぶとよいでしょう。茶やベージュの系統の場合、床材とできるだけ似たテイストの商品だと統一感が生まれます。

・見せたいものはラックに
シェルフは引き出しがあることから、デザイン性が高いものが多いというメリットがあります。しかし、時として個性が強すぎることがあるので、他の家具やラグから浮かないかどうかを考慮に入れてください。一方、ラックはシンプルなデザインが一般的で、物を並べて収納することに長けています。

絶対必要!事前に部屋を測定しておく

測定ポイントは、家具を置く場所である部屋の中と外の2点に分かれます。特に2m近い高さの家具を運ぶ場合は、マンションのエレベーターや階段、ドアを幅や奥行を図るのを忘れないでください。搬入が難しいと感じた場合、事前にお店に相談してみることをおすすめします。

【測定すべきポイント】
・部屋の外(エレベーター)
まず、大型家具の場合、梱包によって少し大きくなると考えてください。梱包の仕方によりますが、10~20cm程度の余裕はほしいところ。JIS規格による住宅用エレベーターの有効出入口寸法は、6~9人乗りの場合で「幅800mm、高さ2000mm」となっています。6人乗りの場合、積載重量が450kg、9人乗りの場合は600kgと書いてあるでしょう。エレベーター内の寸法がマンションによって差があるので、可能であればエレベーター内の「奥行・幅・高さ」を測っておくと安心です。

・部屋の外(ドアや階段)
部屋のドアは、幅と高さの両方を測定しておきましょう。高さ2000mm、幅800mmが一般的なサイズです。ドアぎりぎりのサイズの収納家具を選ぶと、梱包が邪魔してスムーズに入らない可能性があります。余裕がない場合は、完成品を選ばずに組み立て品を選ぶという方法もあるでしょう。

一方、階段は幅が900mm程度あることが多いですが、範囲内の幅の家具でも曲がり角に詰まってしまうことも少なくありません。エレベーターがないマンションの場合、その旨を購入予定のお店に相談してください。搬入経路はお店が気にするポイントですから、前もって尋ねておくと双方にとってメリットがあるでしょう。

・部屋の中
収納家具を置く予定のスペースを、「天井の梁や床の幅木寸法」を引いて測定してください。要するに家具を置いたときに引っかかりそうな部分です。つい上ばかりを見上げ測定してしまうものですが、ドアストッパーにも注意しましょう。開き戸や押し戸の収納家具の場合、ドアを開けたときに邪魔にならないか想定することが大切です。ストッパーなどに引っかかってしまう場合、押し戸にするという選択肢もあります。

【どんなサイズを選べばいい?】
収納物の予定より20%ほど余裕があるものを選ぶのが、収納家具を選ぶときのセオリーです。たとえば、リビングに置くキャビネットを例に取ってみましょう。DVDの枚数が100枚あるコレクターの場合、100枚分しか入らない収納部分だと、枚数が増えた時に対応できないでしょう。増える可能性があるものは、20%ほどの余力を残しておくのがおすすめです。

【耐久性&操作性】
紙に関するものを収納したい場合、耐久性に留意してください。書籍や雑誌だけではなく、書類用のファイルも同様です。たとえば、事務用品のA4のパイプ式ファイルを持つ時を思い浮かべてみましょう。紙は見た目よりも重さがあるので、底版がしっかりしたものでないと家具が耐えられない可能性があります。

また、頻繁に取り出す必要があるものを収納する家具は、操作性も重視してください。ガラス性の引き戸は飾り棚として優れていますが、開け閉めにおいてはデメリットがあるからです。よく使う収納家具は、開き戸を検討するほうがよいかもしれません。

配送と組み立て問題はどうする?

【収納家具の配送料について】
運送会社に依頼する場合、大型家具に関する細かな規約を読まなくていけません。たとえば、「天地が定められているものは高さ2mまで」など、さまざまなルールが存在するからです。家具の大きさだけではなく、配送エリアによっても配達料金が変わってきます。そのため、「この収納家具の配達料っていくらかかる?」という情報が知りたいだけなのに、配送会社ごとの細かい規約を確認するという手間が生じてしまいます。

【インテリアショップや家具店の無料配送を活用】
もっともスムーズなのが、お店の無料配送サービスを活用してしまうこと。ほとんどのお店が「一部の家具を除く」などの表記になっているので、相談窓口が設けられているお店で購入すると、時間が短縮できるでしょう。なぜなら、お店の人に「この家具を自宅まで無料配送してもらえますか?」と質問すればすむからです。家具・インテリアショップの従業員は、当然のことながら家具の取り扱いにも慣れています。家具を傷つけないような方法を提案してくれるはずです。

【組立・開梱・設置に対応してくれるお店に】
大型家具の開梱は簡単そうでいて、意外と時間も手間もかかります。そこで、無料配送してくれるだけではなく、組立・開梱・設置をワンセットで対応してくれるお店を選んでください。「組立はお客様ご自身で」というお店の場合、説明書片手に組立に格闘した後、設置するための家具移動という手間が生じます。また、開梱時に組み立てに欠かせない大切なねじをなくしてしまった、というトラブルも起こりがちです。プロに任せてしまえば、ご自身は見ているだけでOK。家具の組み立てに煩わせてたくない人にぴったりだといえます。

まとめ

群馬・栃木の家具のホンダなら、収納家具の品ぞろえが豊富です。その上、配送サービスも組み立・開梱・設置すべてに対応しています。家具の組立が苦手で、購入しようかどうか迷っていた人におすすめです。大正時代から創業しており、ベテランスタッフが揃っています。おしゃれかつ、実用性のある収納家具をお探しの人は、ぜひ当店へご相談ください。

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