株式会社ホンダ

収納家具をリビングに置くときの選び方・注意ポイント

収納家具をリビングに置くときの選び方・注意ポイント

収納家具は壁や床との統一感が大切です。特にリビングに設置する場合、床の面積がなるべく見えるようなコンパクトなものがよいでしょう。今回、リビングに置くべき収納家具について紹介します。既存の家具の良さとオーダータイプの収納家具の良さを併せ持つ、「収納家具のハイブリッド種」の呼び名を持つ壁面家具の情報をぜひお役立てください。

リビングに置きたい収納家具の種類

今回は、リビングの定番ともいえる収納家具をピックアップします。それぞれメリット・デメリットがあるのでご家庭のニーズに合わせたものを選んでください。

【ローボード】
ローボードはテレビ台と使用するのが定番です。そこで、自宅のテレビに適したサイズを選ぶことが大切になってくるでしょう。サイズは、テレビより一回り大きいサイズがおすすめ。余裕のあるサイズ感だと、テレビのリモコンや小物、ケーブルもローボードの上に置くことができるからです。具体的には、テレビの横幅から20cm~30cm前後の余裕があるとよいでしょう。

・ローボードにおすすめの素材・機能
木のぬくもりがあるオーク材・パインツリー(オールドパイン)などがよいでしょう。最近では新素材として、アカシア無垢材が注目されています。古い小屋のようなヴィンテージ感が出るので、置くだけで洗練された印象が出るからです。また、フラップ扉と呼ばれる、跳ね上げタイプだと、より収納力が高まるでしょう。

【シェルフ】
棚の英語は、shelf(シェルフ)。ラックと同じ意味だと思われがちですが、厳密にいえばラックは棚と台の両方のこと。シェルフの場合、はしご状に棚板がある家具のことを指すことが多いです。たとえば、写真立てや観葉植物などのディスプレイに向いています。しかし、何かを飾る機能のほうが強いので収納力は高くないのが難点。アンダーウェアなど目隠しが必要なものの収納には、バスケットなどのアイテムが必要になります。

【書棚】
読書家にとっては、書棚に本が並んでいる様子は圧巻でしょう。書棚を選ぶときには、奥行きが肝心です。自宅でもっとも数が多い本のサイズを確認してみると、どれぐらいの奥行きが適しているかわかるはず。書棚の場合、大は小を兼ねるというわけではありません。たとえば、文庫本の場合、奥行きが狭すぎると取り出しにくいからです。リビングという置き場所を考えると、ほこりのつきにくい扉付き書棚もおすすめだといえます。

【壁面収納】
リビングの収納がごちゃごちゃして、整頓された印象が薄いという悩みを抱えている人にぴったりの収納家具です。自宅のスペースに合わせて、さまざまなユニットを組み合わせるタイプの家具だといえます。壁にぴったりと収まるので、リビング全体がすっきりした印象に仕上がるのがメリット。スッキリ見える理由は、見える床の面積が多くなるからでしょう。

・間仕切りとして使える背面化粧処理
壁面収納用のマルチシェルフは、間仕切りとして使うことができます。その場合、背面が化粧処理されているものがおすすめ。マルチシェルフタイプの壁面収納は、縦置き・横置きを変えられることが多いです。用途によって使い分けられるでしょう。

壁面収納のメリット

既存の家具を組み合わせることから、既成家具とオーダー家具のハイブリット種とも呼ばれています。ラックを組み合わせるタイプのジョイント型の壁面収納もありますが、高さや幅をご自身で採寸するセミオーダータイプも増えているのが特徴です。

【書棚や組み立て家具を選ぶ必要なし】
キャビネットなどをジョイントさせて、1つの収納として完成させるのが、壁面収納です。そのため、棚なども組み合わせるので、本棚としての利用も可能といえるでしょう。ご自身で組立家具を選ぶと、同じ色で統一したように見えても、色やデザインの違いからばらばらな印象になってしまうでしょう。そこで、一気にリビングのコーディネイトができあがる壁面収納が人気を博しているのです。

【いつでも設置可能】
壁面収納は、シェルフなどと同じく後から設置することが可能です。注文を受けてから生産するメーカーも多いため、家を新築してしばらく経ってからでも置けるのが最大のメリット。通常のオーダー家具の場合、専門家による現場採寸が必須で、人件費分の費用も上乗せされるのが一般的です。しかし、壁面収納の場合、高さや幅は自分たちで指定することができ、簡単なジョイントですむので工事も必要ありません。

【柱や梁も問題なし】
壁面収納は後付けが可能なので、柱や梁の大きさを気にしなくても構いません。なぜなら、邪魔になりがちな大きな梁があっても、上乗せを調整すればよいからです。新しい家に住み始めた後に判明したデッドスペースでも、壁面収納なら難なく設置できるのがメリットだといえるでしょう。

【壁面収納の実例】
・簡易机として
壁面収納は収納だけではなく、簡易机としての役割も果たします。簡易机といっても、横に収納をつけることになります。ファイルなどの事務用品を横のキャビネットやボックスに収納できるので、自然と勉強や事務作業がはかどるでしょう。パソコンを目立たずに置くことができるのも、壁面収納のメリット。リビングのインテリアとパソコンが合わず悩んでいた人に、ぴったりではないでしょうか。

・テレビボードとして
ドライアイを防ぐためには、目線よりも10cm~20cmほど下げた場所にテレビを置くとよいとのこと。しかし、既存の家具とソファの位置が合わないこともあるはずです。そこで、壁面収納を利用すると、目線に合った高さに調整することができます。テレビを新調したことで、既存のローボードからはみ出してしまった人にもぴったり。リモコンなど生活感が出てしまうアイテムを隠して収納できるので、リビングをおしゃれな空間に保っておきたい人におすすめだといえます。

【災害対策として】
壁面収納は、防災対策にも長けています。たとえば、部屋の状況に合わせて、耐震用つっぱりやL字金具を設置できるからです。リビングの大型家具は、震度7以上の地震で倒れたらダメージが大きいもの。セミオーダー時に防災対策について、相談してみるとよいでしょう。

リビングルームの収納家具は大型になりがち

収納家具は、店選びにこだわることが成功のコツといえます。家具そのものが安くない値段ですから、少しでもサービスが充実した店を活用してください。

【配送料を安くするコツ】
利便性を追求して、大型家具をインターネット通販で購入するのはあまりおすすめしません。大型家具の場合、配送料が高いからです。また、玄関先までにしか届けてくれないこともあるでしょう。開梱・設置・組立で、休日が1日潰れてしまう可能性も否めません。そこで、エリア内配送無料+開梱・設置・組み立てすべてに対応できる家具店がよいでしょう。

・価格保証とは?
家具購入時に、最安値を検索する人も多いでしょう。最安値をインターネット通販サイトから購入したくなるかもしれません、しかし、配送料を考えると、家具店までの交通費やガソリン代のほうが安くすむことも少なくないはず。老舗の家具店だと、価格保証を設けていることもあります。同一商品の価格が証明できるものがあれば、最低価格で販売してくれるので相談してみてください。

まとめ

リビングに設置したい収納家具についてご紹介しました。壁面収納によって、広々としたリビングの開放感を損ねることなく、収納しやすい空間を作ることができます。具体例もお伝えしましたが、ご自宅にはどのような収納家具が合うか分からない人は、ぜひ当店へご相談ください。ベテランスタッフが誠心誠意、お客様の悩みにお応えします。

一覧へ戻る