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小学校6年間使い続けられるランドセル選びのポイント
海外のおしゃれなセレブの間では、ランドセルがブームと言います。日本の小学生はといえば、6年間まるまるランドセルを背負って学校に通う子は少なくなりました。入学時にどんなに素敵なランドセルを買ってもらっても、高学年になるほどに飽きてしまう子が多いからです。しかし、買う立場からすると、高価なランドセルをしっかり6年間使い切ってもらいたいと思うでしょう。そこで、小学校6年間使い続けられるランドセルの選び方について紹介します。
頑丈かつ十分な保証期間があるかどうか
小学校の6年間かけて使ってほしいランドセルは、頑丈に越したことがありません。ランドセルは頑丈にできていますが、子供のランドセルの扱いはなかなか手荒です。そこで、保証期間がどのくらい付いているかも重要になります。
◇6年間の保証期間は最低限必要
ランドセルは一人で使用するのが一般的でしょう。兄弟姉妹がいるとしても、お古のランドセルを使うということはなかなか珍しいケースです。ですから、保証期間は6年あれば十分と言えます。ランドセルに保証期間が必要かと思うかもしれませんが、万が一壊れたときに修理をするとなると、修理費用は決して安いものではありません。
保証がついていれば自費で修理せずに済みます。でも、保証なしでは思わぬ出費に泣かされることも多いです。購入前には、どのくらいの期間、保証が付いてくるのかをチェックしておきましょう。
◇ランドセルの壊れやすい部分はどこ?
実は、ランドセルを購入した3割以上もの人が、小学校6年間の間に修理をしたり買い直したりしていると言います。破損する部分は子供によって異なりますが、ランドセルには壊れやすい部分があるのです。破損しやすい部分は主に3ヶ所あります。ナスカンの破損・ベロ錠前の故障・サイド部分の折れや曲がりです。
これらの部分を大事にするように、子供に言い聞かせて守ってもらうのは難しいでしょう。それよりは、ランドセルを購入時に、これらのパーツを念入りにチェックして選ぶことをおすすめします。
◇返品や交換が可能かどうか
ランドセルは、親戚や知人からプレゼントされることもよくあります。その場合、子供の体に合わなかったり、背負って違和感を覚えたりすることもありがちです。親が子供と一緒に購入した場合でも、実際に使ってみたら感触がよくないというケースもあり得ます。そのようなときに返品や交換ができるかどうかは重要です。
たとえば、返品や交換ができても、送料や手数料は自己負担だったり、購入後一週間以内など期間が限られていたりすることも多々あり。一度でも商品を使用したら、返品も交換もできないというメーカーや販売店も少なくありません。メーカーや販売店によって方針が異なりますから、万が一のことを考えて、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
ランドセルの機能はどの程度充実していればいい?
最近のランドセルには、多彩な機能が搭載されています。ランドセルのデザインや機能の自由性が高い小学校では、子供の間でランドセル格差がついてしまうことも少なくありません。一時的なブームの機能ではないかどうかを見極めて、必要最低限の機能は充実しているランドセルを選んであげることが大切です。
◇教科書を曲げずに収納できるか
おしゃれなデザインのランドセルを選んだとき、教科書が入らずに失敗する可能性も少なくありません。小学生の教科書は基本的にA4サイズまであります。もっと大きなサイズの教材は例外として、最低限A4サイズの教科書は折り曲げずに入るサイズのランドセルでないと子供が苦労するでしょう。
A4サイズの教科書が複数冊、ザクザクあわてて詰め込んでも余裕でいられるようなランドセルであることが基本です。工夫しないと教科書が入らないというのでは、登校にも下校にも余計な時間がかかってしまいます。教科書がまっすぐ入るかどうか、注意してあげましょう。
◇収納スペースは十分にそろっているか
学校で配布されるプリントをはじめ、小物を入れるスペースがあるかどうかは重要です。教科書を入れるスペースに小物を入れておくと、隙間から転がり出てしまう可能性があります。給食袋やリコーダーなどを収納するスペースも、最低限必要です。給食袋はサイドにぶら下げている小学生も多く見られますが、袋が何かに引っかかって事故にでも巻き込まれるかもしれません。使用しないときにはしまっておける収納スペースがあると、安心かつスマートです。リコーダーも、差し込んでおけるようなスペースがあるとよいでしょう。
◇防犯ブザーを付ける場所があるか
今どきの小学生には、防犯ブザーは必須の持ち物です。防犯ブザーを持っていても、いざというときに使えるかどうかは、どこに持っているかにかかっています。ランドセルを背負っている場合は、ランドセルの外側に防犯ブザーを付けられる場所があると便利です。使いたいときにすぐに手に取れるだけでなく、防犯ブザーを付けていることが外から見てわかれば、狙われにくくなります。
6年間で変わる子供好みのデザイン
子供といっても、小学1年生と6年生では、大人と子供ほどに感覚が違います。成長が著しい時期に好みがガラリと変わるのは当然のことです。1年生のときにはカラーくらいにしか興味を示さなかった子供が、4年生ともなると大人顔負けのファッションセンスを見せることもよくあります。ランドセルのデザインについても、子供の好みが6年間で変わることを考慮して選ぶことが大切です。
◇子供の好みはその時次第
自分の好みのデザインをハッキリ主張したり、友達のランドセルと似たもの、あるいは似ていないものを選んだりとなど、ランドセル一つとってもその時々の好みが現れます。特に女の子ではその傾向が顕著です。
子供がハッキリした好みを主張するようであれば、他のランドセルを無理強いするのはかわいそうだと思います。6年間背負い続けるのは、他の誰でもない子供本人です。好きなデザインを選ばせてあげる代わりに、長く大切に使うように言い聞かせるなど、お互いが納得いくように相談しましょう。
ただし、子供が選ぶものは、先々のことは考えていない場合がほとんどです。親の意見もきちんと伝えたうえで、よく考えてもらいましょう。
◇カラーはどう選ぶ?
学校によっても違いますが、最近ではランドセルのカラーがかなり自由に選べるようになりました。市販されているランドセルのカラーも、海外で大人に人気が出るのがわかるほどに多彩で魅力的です。子供がカラフルな色のランドセルに憧れる気持ちにも、納得できるかもしれません。
ただし、デザイン同様、カラーもその時だけの好みで選んでしまうと、子供がすぐに飽きてしまう可能性があります。表面に模様が付いていたり、コンビネーションのカラーだったりと、選びきれないほどのカラーに迷ったら、まずは子供に背負わせて写真を撮ってみてください。写真を冷静に見てみると、子供に似合うか似合わないか、派手すぎないかなどが判断しやすいです。
◇人気のデザインは売り切れるのが早い
ランドセルはいつでも買えるものと思っている方もいるかもしれませんが、実は人気のあるデザインやカラーは、前年の秋ごろには売り切れてしまいます。子供がどうしても欲しいランドセルがある場合、夏までには予約をしておくのが賢明です。
オーダーメイドやセミオーダーメイドのランドセルでは、注文から製造が完了するまでに3ヶ月から半年ほどかかることも珍しくありません。予約受付の時期をしっかり確認して、間に合うようにオーダーすることが大切です。
まとめ
少子化の時代にもかかわらず、ランドセルのデザインやカラーは、ますます多彩に魅力的になりました。小学校6年間しか使わないからこそ、大事に選んであげて大切に使ってほしいものがランドセルです。親子でじっくり相談して、長く楽しく使えるようなランドセルを選びましょう。