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学習家具は椅子にも注意!学習意欲や集中力がアップする椅子とは?
学習家具といえば、パッと思い浮かぶのが学習机です。学習意欲がわきやすいか、集中力が続きやすいかなどが、最近の学習机の選択ポイントでしょう。ところが、見落としがちなのが学習椅子です。良い学習机を用意しても、椅子との相性が悪ければ意味がありません。椅子の選び方一つで、学習意欲や集中力にも影響が出てくるのです。学習に良い影響を与えてくれる椅子の選び方についてお話します。
学習椅子の種類は3パターン
学習椅子の種類は、大きく分けて3つのパターンがあります。それぞれに特徴があり、いずれも人気です。好みも分かれるところですが、特徴を活かした使い方を考えてみましょう。
◇木製タイプ
木製タイプの学習椅子は古くから使われているため、種類が豊富なのが特徴です。ウッディな素材は、あたたかみがあってインテリアにもマッチ。底の部分にランドセルを置けるようなスペースがあるタイプも多く、安定感があります。ただし、キャスター付きでないと、座るときや立つときにいちいち椅子を動かす必要があるのが難点と感じるかもしれません。
◇回転タイプ
オフィスのデスクワークにもよく利用されている回転タイプの椅子は、学習椅子にも見られます。座面の調節が自由自在で、ぐるっと回るようになっているのが、必要な教材などを取るときに便利です。ただし、デザイン的に学習机とマッチしなかったり、椅子を回転させることで気が散ってしまったりする可能性もあるのはデメリット。学習椅子として使わなくなったときに、どう処分や再利用するかでも問題が出てきやすいでしょう。
◇バランスタイプ
バランスタイプは、座るだけで必然的に姿勢がよくなるように設計された椅子です。背もたれがなく、足元にはひざ置きのようなものがあり、独特のフォルムをしています。そのため、安定感が心配されるのですが、実は安定感も抜群。座り心地もよく、長く座っていても快適なのがメリットです。姿勢は、子供のうちからきちんと矯正しておいたほうがよいもの。子供は背もたれがないと座っていられないイメージがあるかもしれませんが、そこのところも上手く工夫されています。
学習椅子を選ぶポイント
学習椅子を選ぶときには、学習机との高さのバランスに配慮する必要があります。学習している間に、快適に座っていられるかどうかが重要だからです。このため、座面の調整ができるか否かは、大切なポイントになってきます。また、最近ではリビングやダイニングで学習する子供も増えていますから、どの机に椅子を合わせるかも重視したいポイントです。
◇理想の学習机と椅子の高さの差
学習机は、姿勢を正して利用するものです。学習椅子も同様で、リクライニング機能などは無用といってよいでしょう。床に足がつき、学習する時間分だけ快適に座っていられることが大切です。学習机の理想の座面高は、身長×0.25から1をマイナスすると算出できます。たとえば、身長が140cmの子供なら、34cmの座面高が理想の目安となるわけです。
学習机に対する学習椅子の理想的な座面高の差尺は、座高を3で割って2~3cmマイナスすると算出できます。学習机の天板の高さが40cmで子供の座高が60cmであれば、学習机と椅子の差尺は22~23cmといったところ。正しい姿勢は、椅子に座って背筋を伸ばしたときに、机に腕を置いた角度が水平になるのが理想です。
◇座面の調整
学習椅子の座面の調整は、細かくできるに越したことはありません。ただ、調整が難しいのも考えものです。大切なのは、子供の足が床から浮いてしまわないようにすること。足の血行が悪くなり、むくんで疲れてしまう恐れがあります。理想は、椅子に深く座ったときにかかとが浮かないくらいの座面の高さ。高さの調整は、足置きを利用するなどの方法でも可能です。
◇どこで使用するか
子供の学習は、学習部屋で行うとは限りません。ときには、ダイニングやリビングで行うこともあるでしょう。最近多いのが、ダイニングで親と一緒に学習するという習慣です。その場合、ダイニングテーブルに合わせた学習椅子を選ぶ必要があります。子供の学習部屋が別にあり、ダイニングでも学習部屋でも椅子を使うという場合は、どちらでも兼用できることも重要です。そうなると、学習椅子の選択肢も絞られてくるでしょう。バランス椅子などは、ダイニングで使用してもインテリアの邪魔にならず、好まれる傾向があります。
人気の学習椅子はどれ?
学習椅子にも、ロングセラーの品、今ヒット中の品などがあります。子供の学習に効果を発揮してくれることは大前提として、大人から見てもインテリアの一部として見栄えがするような学習椅子が人気を得ている傾向があるようです。ここでは、今人気の学習椅子について見ていきましょう。
◇教育機関と家具メーカーのコラボ
大手通信教育機関とオシャレな人気家具メーカーがコラボした学習椅子が、固定式の木製チェアとして出ています。姿勢が自然に正されるように工夫されていて、成長に合わせて座面の高さや背もたれを調整できるのが特徴です。独特のカーブが施されたフォルムも見事ですが、木材が4種類から、張り生地が12種類から選べるのは素敵です。これなら、リビングルームやダイニングルームに置いておくにも違和感がありません。
◇赤ちゃんから使える木製椅子
ベビーチェアとしても大人気の木製チェアは、高さ調節が細かくできるのがメリットです。かなり成長しても学習机として使用できるうえ、北欧デザインというのが魅力的。背もたれに預けて座る姿勢を防ぐことができるため、無理のない姿勢矯正にも役立ちます。
◇キャスター付き木製椅子
国内の人気家具メーカーが作る学習椅子は、木製の学習椅子にしては丸みを帯びたカーブが特徴であたたかみがあります。足置き台があるため、この部分が座面の調整にも有効。底部にはランドセルを置けるようになっており、置き場に困るランドセルの片づけに便利です。さらには底部にキャスターが付いており、移動が自由なのもメリットといえます。キャスター付きの学習椅子では、ロックが付いているか否かもチェックポイントです。
◇バランスチェア
大人の姿勢矯正にも大人気のバランスチェアは、学習机としても注目されています。海外のバランスチェアメーカーからライセンスを取得して開発している国内メーカーもあり、魅力的な商品が多いのが選択に困るかもしれません。バランスチェアの良いところは、座るだけで姿勢がよくなる点。背もたれがないのが、かえって疲れにくいのも不思議です。意外に低価格で手に入り、座面がカラフルなのもインテリアに合わせやすいと人気が出ています。
◇カラフルな回転チェア
回転チェアの最大の人気要素は、カラフルなバリエーションに尽きるでしょう。子供にとって、特に女子に人気のカラフルな学習椅子は、机に向かう意欲につなげてくれる可能性大。機能性の高い国内メーカーの回転チェアも人気です。
まとめ
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