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ローソファーのあるインテリア、快適さを追求するポイントは?

ローソファーのあるインテリア、快適さを追求するポイントは?

ソファーの座面の高さにもいろいろありますが、特に最近人気を高めているのが座面30cmくらいまでのローソファーが人気です。くつろぎ感が違うと評判のローソファーには、いくつものメリットがある反面、デメリットもあります。ここでは、ローソファーを配置したインテリアで、より生活の快適さを追求するためのポイントについて見てみましょう。

ローソファーのメリット

室内のインテリアを快適にしてくつろぎたいのは、誰しも共通の願いです。数あるソファーの種類の中でも、ローソファーを選ぶメリットについて知っておきましょう。

◇部屋が広く見える
ローソファーの最大のメリットといえば、お部屋を圧迫するような感じがないことです。つまり、部屋を広く見せるために役立つのが、ローソファーのメリットの一つ。他の家具の配置に余裕があるのも助かります。たとえば、壁面を利用して飾り棚を取り付けたり、アートを飾りたかったりするとき、ローソファーの部屋なら自然に演出できる点も見逃せません。部屋を広く見せる効果を出すために、ローソファーは抜群のパワーを発揮してくれます。

◇ゆったりくつろいで座れる
ローソファーは座面が低いことから、足を投げ出して座れるのが特徴です。座面が高いソファーの場合は、必然的にひざ下をそろえて座るような姿勢になります。かしこまった体勢にもなりがちで、ゲストが来てもくつろいでもらいにくいときがあるでしょう。その点、ローソファーの場合は自然と体勢がくずれる座り方になるため、無理なくリラックスできるのがポイント。ゆったりくつろぎやすいという意味では、ローソファーが他のソファーの群を抜いています。

◇こたつや和室にマッチする
ソファーというと、フローリングなどの洋室にマッチするイメージです。最近では敢えて和室にソファーを置くインテリアコーディネートも流行りですが、そのコーディネートの多くはローソファーを利用したスタイル。和室は床に座って過ごすのが基本ですから、ローソファーであれば自然にマッチします。座面の高さが10cm以内のローソファーを選べば、座椅子と一緒に並べても違和感なく、冬に魅力のこたつともピッタリです。日本の家庭でくつろげる定番スタイルが、ローソファーなら実現できます。

◇安全性が高い
小さな子供がいる家庭では、座面の高いソファーに子供が乗って落ちないかという心配があります。ローソファーであれば床と座面の差が少ないため、目を離しても安心です。

ローソファーのデメリット

ローソファーにはいくつもの魅力がありながら、人によってはデメリットにもとれるポイントがあります。メリットもデメリットも考慮したうえで、ローソファーを検討してみてください。

◇立ち上がるのが大変
ローソファーが若い世代を中心に人気な一方で、立ち上がりがつらいという世代もいます。確かに、座面が低いことから、足腰に負担がかかりやすい点は否めません。座ってしまえば楽ですが、頻繁に立ち上がることを考えるとデメリットにもなり得るのです。

◇テーブルの配置が難しい
ローソファーを置くときには、バランス的にローテーブルを選ぶことになります。このとき、テーブルとの距離や高さに工夫しないと、テーブルが使いにくいという問題点が出がちです。思い切ってテーブルはなくして、必要なときだけ移動式の物置きを利用するなどの工夫をしましょう。

◇掃除がしにくい
座面の低いローソファーは、床に掃除機をかけにくいのが特徴。床とのすき間があればお掃除ロボットなどが活躍しそうですが、どうしてもホコリがたまりやすくなるのは心配です。座面が床に完全に接している場合などは、ローソファーをどかして掃除機をかける必要があるため、さらに工夫が必要になります。

ローソファーの種類

ローソファーにもさまざまな種類があります。全体的なインテリアを左右するため、ローソファーは慎重に選びましょう。

◇コーナーローソファー
リビングなどのコーナー部分は、デッドスペースになりがちです。ただでさえ貴重なスペースが、デッドスペースになってしまうのはもったいない話です。そこで利用したいのがコーナーローソファー。コーナーにローソファーを配置することで、一気に部屋が広がって見えます。コーナーローソファーにも様々なタイプがあり、セパレートが可能なタイプを選んでみるのもよいでしょう。シチュエーションごとに配置を変えられるようなコーナーローソファーにすると、模様替えが楽になります。

◇ハイバックローソファー
背もたれが高いタイプのローソファーが、ハイバックローソファーです。背中が安定するため、ソファーに座っていてもついつい横になってしまうことを防げます。それでいて体をしっかり支えてくれるため、姿勢がだらけすぎるということがありません。ただ、ひっくり返りやすい心配はあるため、壁に近づけて使うのがおすすめです。

◇ローソファーベッド
一人暮らしのお部屋でソファーを置きたいという場合など、ローソファーベッドが便利です。ローソファーとソファーベッドの機能が一体化したローソファーベッドは、リクライニング部分を起こせばソファー、倒せばベッドになる優れもの。一人暮らしではなくても、来客時のゲストベッドにも利用できます。

ローソファーを選ぶポイント

ローソファーを選ぶときには、いくつかのポイントに注意しておく必要があります。以下のポイントに気を付けておくと、ローソファーに失敗することがなくなるでしょう。

◇何人用か
何人用のローソファーにするかは重要です。それによって、スペースの使い方も決まってきます。一人暮らしでしたら、2人掛け用のローソファーでも十分に事足りることが多いかもしれません。しかし、2人暮らし以上だと、2人掛けのローソファーでは手狭に感じやすいものです。広く見せる工夫と同時に、部屋にいるすべての人がくつろげる工夫を両立させるのが、ポイントです。

◇座面の高さ
ローソファーの座面の高さによって、生活の仕方がだいぶ変わってきます。ローソファーの中でも座面が高めで床とのすき間があるタイプは、どちらかといえば洋風なライフスタイルにマッチします。座面が低いほど、和風のライフスタイルに合うものです。くつろぎ方にも好みがありますので、座面の高さはライフスタイル感と兼ね合わせて考えるとよいでしょう。

◇カラーと素材
ローソファーは、配色しだいで部屋の雰囲気を変えることができます。より広く見せたい場合は、壁や床と同系色にまとめるのが効果的です。ホワイトベースのカラーを選ぶのも、空間全体をスッキリとまとめることができます。

素材については、皮張り・布張り・合成皮革などが大まかな分類です。見た目や質感も大事ですが、お手入れ方法などもよく検討しましょう。他の家具や全体的なバランスも考えて選ぶことが大切なので、ローソファーが他の家具と調和するように工夫してみてください。

◇どこで買う?
ローソファーをどこで購入するかも重要なポイント。1人掛けであっても、ローソファーは大型家具の部類です。片手で持ち運べる家具ではありませんし、業者に配送を頼むとしても配送料が気がかりでしょう。理想は、配送料が無料か格安であること。室内での開梱や設置まで無料で頼めたら、助かります。組み立てが必要であれば、組み立ても無料が望ましいところです。

まとめ

ローソファーは部屋を広々と見せる効果が高いソファーです。ゆったりくつろいで座れるほか、こたつや和室との相性もよく、洋室のソファーに抵抗がある人も使いやすいと思います。掃除のしづらさやテーブルの配置は悩みどころですが、慣れてしまえば不便に感じることはありません。ローソファーを使って部屋作りを楽しんでみてください。

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